・重ね図形 教え方

 

今回は子どもたちが苦手とする「重ね図形」の教え方をご紹介します。

なぜ子どもたちは重ね図形を苦手と感じるのでしょうか??

それはどのような形ができるかイメージできないからです

小学校受験では、重ね図形を「透明な板に色々な形や線が描かれており、その板が重なる」と子どもたちに伝えています。

まずは実際に子どもたちが間違いやすい問題を一緒に解いてみましょう。

①同じ位置にある線は重なったらどのようにみえますか?

こたえは一番左です。

真ん中は線が重なっていません。右は線の太さが変わっていますよね。

直線が重なった時は同じ1本の直線になると考えましょう。

 

②左の形と右の形が重なったらどんな形になりますか?

こたえは一番左です。

黒塗りに黒塗りが重なったときには、その部分も黒になります。

問題では黒マルが四角よりも小さいため、黒マルは黒四角の中に隠れてしまいます。

今回は選択問題ですが、記述問題では黒マルを描く必要はありません。


③黒マルの上に白マルが重なったら何色にみえますか?

こたえは真ん中です。

透明な板を重ねる問題ですので、黒の上に白(この時は透明)を重ねても色は変わりません。

このような問題は、大人からすると簡単に感じます。しかし子どもたちにはとてもむずかしいのです。

たとえ口頭で説明したとしてもなかなか理解できません。

ご自宅では、
この問題を克服する方法としてクリアファイルを購入し、図形を描いて重ねてみるとよいでしょう。

下の写真はこちらは会員のお母様がお子さまと一緒に作られたものです。勉強の教材を一緒に作ることはとても大切です。

線がわかりやすいように一方の線は赤色で引いてあります。

 

教室では、
OHPフィルムに形を印刷したものを使用しています。

直接手で触れて、自分で重ねる「体験」を通じて物や形を理解していきます。

子どもたちにこの教材を配ると「なにこれ!おもしろーい!」といった声が聞こえてきます。

楽しみながら勉強するほうが、子どもたちの理解も早くなります。

一番右は左の中から2枚を選び、重ねたものです。

下の白紙の四角はお父さま・お母さまに形などを描いてもらい、さらに発展問題が作れるようになっています。

重ね図形の応用として、入試では「折り重ね図形」も出てきます。

それだけ大事な分野なので、しっかりと理解させましょう。

2018年05月05日